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伝承及び開拓——来支鋼水墨芸術展が中国国家画院で開幕
2022年4月18日
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央視網ニュース(記者 韓丹)4月17日、伝承及び開拓——来支鋼水墨芸術展が中国国家画院で開幕しました。この展覧会は、広東美術館、李可染画院、『中国美術新聞』が共催し、深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施しました。『伝承及び開拓』をテーマにしたこの展覧会では、画家来支鋼氏の有名な作品が100点以上展示されており、来支鋼氏の40年以上にわたる芸術創作の成果をまとめました。
鄒佩珠先生が昔書した『伝承及び開拓』というテーマは来支鋼氏への励ましであり、彼に対する切実な期待でもあり、画家来支鋼氏が長年貫いてきた芸術に対する初心でもあります。過去40年間の芸術活動の中で、彼は伝統的な積墨画法を深く研究し、龔賢氏、黄賓虹氏、李可染氏、その他の積墨山水画の巨匠から、長所を受け継ぎ、積墨 を法則をマスターした後に、継承しながら発展させ、写生しながら革新し、たゆまぬ思索によって自分を向上させ、徐々に来氏流スタイルを形成させました。彼の作品では、雄大で荘厳な山水、変化に富む自由気ままな雲煙が見え、自信に満ちた力強い時代精神と豊かな精神的な意味合いを示しています。来支鋼氏は、勢いと厚みを兼ね備えた積墨の技法で雲煙を描き、中国文化芸術における道家が常に追求している自然との調和、人類との調和の思想と一致しています。
この展覧会では、画家の来支鋼氏は長年にわたって作り上げてきたさまざまなサイズ、異なるスタイルと美しい芸術的概念を備えた傑作を100点以上展示し、その絵画の芸術的才能を見せました。まさに2000年前に、建安文学の代表的人物であり、大家である曹子建の詩「文は春花の如き、思は湧泉の如く。発言は読まれ、書きだすと文章になる」を再現しました。『芸・道』『大潮』『黄山雲煙』などのビッグサイズの作品は、物凄い勢いを見せました。山、石、水などの表現においては南宋李唐の逞しさを受け継ぎ、雄大さを見せました。その一方、手巻き作品『富春山居図』『大江東去』『江雪』は繊細な積墨により、天、地、霧などの自然景観の空濛を表現し、生命力に満ちた風景を見せました。じっくり鑑賞すると、霧に囲まれた景色は仙人が暮らしているかに思わせ、思わず見惚れてしまします。さらに目を引くのは、小さな作品ながらも味わい深い写生画 です。彼は感覚と筆致を一致させ、「道」から生まれる自然な率直さを表現しました。
展覧会の開会式は『中国美術新聞』の社長兼編集長の王平が司会を務めました。中国国家画院の院委で有名な画家である李宝林氏と、元中国画学会副会長で有名な美術理論家である孫克氏が共同で展覧会の開幕を宣言しました。中国国家画院院長の盧禹舜氏、中国国家画院副院長の徐漣氏、中国国家画院副院長の于文江氏、元中国国家画院副院長の曽来徳氏、元中国国家画院副院長の紀連彬氏、北京画院院長の呉洪亮氏、『美術』誌社長兼編集長の尚輝氏、李可染画院院長の李庚氏、著名な美術理論家の王鏞氏と王仲様も開会式に出席しました。
開会式後には展覧会学術セミナーも開催されたようです。展覧会は4月23日まで開催されます。